ファミリートーク

先日、市民会館の会議室で金子耕弐のファミリートークの講演会を聞きに行ってきました。金子耕弐さんはラジオで午前中約3分間の番組をやっていて、子育てに関する的確なアドバイスを短い時間の中で伝えてくれています。私は外勤中にこの放送時間に運転していれば聞いています。

講演会は30人程度が公聴し若い年代から60代くらいまで様々な年代が来ていました。内容は子供と親との間には時間と感動の共有が大切である、怒ってばかりいたり一方的に物事を言ってばかりでは子供は耳を傾けない、人として信頼されていなければどんな場合でも子供はこちらを向こうとしないというような話でした。子供と共に同じものに対し一緒に感動したり言葉を交わす等の時間を共有することによりお互いの信頼関係がうまれ、子供も大好きなお父さんやお母さんが喜んでくれる事だから一生懸命しようという気持ちになっていくということで、これは子供と親との関係だけではなく夫婦間等、人と人との関係にも当てはまるとのことでした。なるほど夫婦でも社会でも気持ちが通じなければなかなかうまく物事は運びませんね。特に子供との関係ではどうしても大人が優位に立って言葉をかけることになり一方的になってしますね。このような話を聞くと頭では理解できますが現実的にはかなり努力がいることかもしれません。

講演は約二時間ありましたが、金子さんの子育て中にあった色々なエピソードを交え、趣味のバンドの関係でギターと歌の生演奏もあって有意義な時間を過ごさせて頂きました。

この講習会に参加して知ったのですが、このラジオ放送は放送局に金子さん側がお金を支払って放送を継続しているそうです。放送料金が支払えなくなればラジオ番組「金子耕弐のファミリー・トーク」が打ち切られてしまうようです。実際に東北地方では震災以後放送料金が値上げされ放送できない状況になっているそうです。この講演会は最初は金子さんが一人で準備、会場設営までやっていたらしいのですが、少しでも助けになるようにということで、札幌のリスナーの人がNPO法人「ファミリートークネットワーク」を立ち上げ、会員を募集し講演会の運営もお手伝いしているようです。

少しでも多くの人が協力してこのラジオ放送を維持していけるといいですね。