吉永小百合さん

先日、吉永小百合さんが黒柳哲子の番組に出ているのを見ました。吉永さんと言えば戦後から大活躍して今もなお映画界で大女優として活躍されています。若い頃から今の年齢に至るまで常に一流の女優として映画に取り組んでいる様子が我々素人にも感じられます。若い頃から現在までその年齢にあった演技を常に努力し演じてきたと思いますが、そういう取り組み姿勢が結果的にいい映画製作になっていくのでしょう。また、人間性も多分他人に嫌われることのないような、大女優でありながら控え目な部分があるのでしょうか。今の年齢になっても美人で性格のよさそうな風貌は彼女の人生観そのものからにじみ出てくるような気もします。でも、どうやってこの年齢までがんばってくることができるのか年齢の近いシニア世代として興味を持って話を聞いていましたら、若い頃は家事もちゃんとやっていたけれど、現在は定年で仕事をリタイアした旦那さんが家事全般をやってくれているようです。彼女が女優として活躍し専念できるように家庭内では旦那さんがかなり協力してくれているようですね。

もう亡くなってしまいましたが、吉永さんとも時々共演していた高倉健さんも味わいのある役者さんでしたね。若い頃はヤクザ映画で活躍していましたが、ある程度の年齢になってからは幸せの黄色いハンカチに代表されるような、味のある人生を歩んできた男を感じさせる役柄が非常に印象的でした。彼の人柄がそれと一致するのかどうかはわかりませんが、実に落ち着いた男としての人生観があるように感じられ、これから自分もこのような人生観を持って年齢を重ねていければいいなとつい考えてしまいました。現実的には立場は全然違ってきますが気持ちだけでも彼の醸し出す人生観をもって年齢を重ねていきたいと思います。

我々シニア世代はこれからどのように人生を歩んでいけるのか考えるとあまりはっきりしたゴール的なものは見えません。でも、これからの(残った?)人生を楽しく生きるためどのように考え、行動していくべきなのかをよく考えながら進んでいかなければなりません。同年代で既に退職した人や世間でいう熟年離婚した人もいますが、どんな人も一人では生きていけませんね。夫婦はお互いが生きやすいように相手のために行動し、独身の人は周囲との付き合いを大切にして生きることが大切だと思います。たまたま休日が3日間も続いた時に用事もなく家にずっといて何も行動しないと精神的に沈んでしまい、身体の不調も出てきたりしますよね。仕事一筋でやってきた人ほど定年直後このような状況に陥るようです。

私は死ぬまで?ずっと働く予定です。