受動喫煙

今日受動喫煙に関する番組を見ました。受動喫煙が如何に悪いことかを再認識しました。家庭内の受動喫煙はお父さんたちの努力でかなり減少してきていると思っていましたが、形態的には減ったようにみえても色々な形でまだまだあるようです。マンションのベランダ喫煙で上の階の住人が受動喫煙の被害にあうこと、居酒屋等の喫煙場所へ行ったときの衣類に付いたタバコの有害成分が家族の受動喫煙の原因物質となること、喫煙場所の周囲25mまで有害物質が拡散すること等怖いことが話されていましたが、さらに、子供のことではもっと怖いことが話されていました。女性が喫煙者の場合、妊娠がわかるまで約二ヶ月間喫煙を続けることになりますが、この二ヶ月間に子供の内臓形成がなされるそうで、まともにタバコの有害物質の影響を受けてしまうそうです。また、出生後もお母さんが喫煙した後赤ちゃんを抱っこすると、お母さんの肺からタバコの有害物質が出てまともに赤ちゃんが吸い込んでしまうとのことでした。怖いですね。

日本では2020年の東京オリンピックに向けて禁煙に関する法整備をしようとしていますが、現実的には議論を重ねるうちに法律そのものがざる法のようになってしまっているようです。フランスやブラジル等の過去オリンピック開催国は公共施設、飲食店での全面禁煙に踏み切ったそうです。それに比べて日本は議論を進めるうちにどんどん規制が緩められていきます。世界に向けてオリンピック開催国として恥ずかしくないようになってほしいと思いますが、日本の国会議員の中に禁煙に対する施策を過剰にならないように検討する会があるそうです。時代の流れに逆行するような如何にも前近代的な国会議員の会ですね。こういう人たちは国会議員になってほしくないような気がします。最近コンビニでよく見かける過熱して使用するタバコは海外では販売許可はまだ出ていないそうです。どのような健康被害がでるかまだまだ分かっていないのが理由のようですが、日本では簡単に許可が出てしまっていて分煙の対象ではないのではないかという意見まで出てきているようです。

我が国は、その時々の誰かの意向に従って物事が進んでしまって、その根拠となることなんか無視されてしまう。例え問題になったとしても結果的にはその通りに進んでしまうことが多すぎますね。国会で問題になっている加計学園だって結局はこのまま開学してしまうようですね。定年を目前にした先生方を沢山集めても労働意欲が薄れてきていると思いますし、大事な実習を指導する体力が続かないのではないでしょうか。

国家戦略特区の獣医学部は加計学園と最初から決まっていたとテレビであの人が言っていたようですが、こんなことがあっていいのだろうか。