証人喚問

この頃国会では政治家や高級官僚の不祥事の追及に盛んに証人喚問が要求されています。一部の人は既に実施されていますが、森友学園、加計学園問題では国会が約一年間にわたり時間の浪費を強いられているにもかかわらず、野党はさらに証人喚問を求めています。与党内部からも政府としてもう少しはっきりさせなければならないという意見も出ているようです。野党はあくまで問題のキーマンを証人として国会に招致し政府の責任追及を実施しようと意気込んでいますが、皆さんもテレビやニュース、新聞でご承知のようにほとんど結果が出ません。これ以上証人喚問を続けても結果は同じだと思いませんか。今回の佐川氏の証人喚問をみてもわかるように自分に都合の悪いことはすべて「刑事訴追の可能性」を理由に全く答えていません。昔、ロッキード事件で召致された証人が「記憶にございません。」を連呼していたのを思い出しました。結局いつの時代も自分に都合の悪いことは述べなくていいのですから国会の証人喚問はあまり意味がないのではないでしょうか。こんな大事な国会の時間を無駄にするようなことは一切やめて、文章で回答を貰らいそれについて議論するとか、何か別な方法を新たに考えるとかできないものでしょうか。例えば、国会議員の中でも捜査本部的な組織を作ってここで捜査結果として結論を出すとかできないものなのでしょうか。証人喚問ばかり唱えても国会の時間が無駄に流れるだけだと思います。もっともっと議論しなければならない重要な法案が沢山あるでしょう。

国会と違って我々の職場は小さい集団なので嘘をつくようなことはないのではないでしょうか。何かの都合でちょっとした小さな嘘をつくとそのことに対する矛盾がどんどん大きくなり結局は謝らなければならなくなるのが普通のな流れだと思います。今の国会の問題では結局お互いが大きな嘘を正面切って述べているような状態で、こんな状況は職場ではあり得ませんね。周りから本人に対して指摘がされ、本人は認めざるをえなくなりますね。国会ではいくら指摘されてもはっきり認めることができないのでしょうが、政府に関与している高級官僚たちは本当に意志が強いのか、悪いとは感じないのか、良心の呵責に耐えてあれだけの答弁ができるものですね。私がその立場になったらすべて述べてやめてしまうでしょうね。もっともそんな立場になれるわけありませんが。

職場も、町内会も、趣味のグループも嘘つくような人はいないのが普通ですが、もし、怪しい人がいる場合は深く付き合わないように気をつけましょう。でも、これからおれおれ詐欺やリフォーム詐欺等にかかり易い年代に入っていくのでシニア世代の皆様は特に気をつけて生活しましょう。夫婦健在のうちはまだいいですが、一人暮らしになったときには特に気をつけましょうね。