御嶽海、初優勝、現代の若者にも感動の涙が。

関脇 御嶽海が初優勝。初土俵から3年半というスピード優勝。学生横綱から入幕したとはいえ早い優勝達成でした。本人は優勝が決まっても絶対泣かないと宣言していたようですが実際に初優勝が決まると涙が止まらなかったようです。今どきの若者でも努力の結果としていい結果が出るとやはり感動しますよね。その一生懸命さが我々見ている側にも伝わってくるので一緒に感動できます。今場所は三横綱、一大関が休場した波乱の場所ではありましたが見事に三役の一人、大関が優勝してくれて、しかも久しぶりの日本人力士の優勝です。最近やっと日本人横綱、稀勢の里が誕生して期待したにもかかわらず、怪我で休場が続き相変わらず外国人力士が活躍する状況が続いていただけに今場所の御嶽海の優勝はテレビ桟敷の相撲ファンを喜ばしてくれました。

大相撲といえば、私が小さい頃はなんといっても大鵬関でした。「巨人、大鵬、卵焼き」子供の好きなものの代表になっていましたね。自分自身が小さい頃に一生懸命相撲を見ていたわけではありませんが、親が一生懸命テレビで応援していたので小さい子供にも大鵬関の強さが印象つけられたと思います。大鵬関は引退後大鵬部屋を開設し後進の指導に努力していましたが、娘婿の貴闘力が自他ともに認めるギャンブル依存症で後継がうまくいかなかったようです。大横綱が部屋の親方となっても必ずしも良い親方になれるとは限らないようですね。私が記憶している失敗した親方としては輪島関がいます。「黄金の左腕」と言われる左の下手投げの素晴らしい横綱でしたが、親方になってからは運営が上手にできず花籠部屋を潰してしまいました。いくらなんでも借金で伝統ある相撲部屋を消滅させてしまうとは前代未聞の出来事と思いました。その時所属していた力士たちは大変な思いをしたことでしょう。花籠部屋は7年後復活したようですが今はなくなってしまっているようです。輪島関本人はその後プロレスラーになったりして余生を過ごしているようですが、大横綱が必ずしもいい親方になるとは限りませんね。

最近の親方では貴乃花親方はその後どうしてるのでしょうね。相撲の世界から暴力をなくしようという強い思いから一連の行動となったのでしょうけれども、あまりにも頑固過ぎたようですね。もう少し話し合いの余地のある行動の仕方をとるべきだったのかもしれません。あまりにも四角四面にやり過ぎたばっかりに自分の部屋で暴力問題が出てしまったときには、自分の立場の置き所がなくなってしまったようです。貴乃花部屋の名前を返上する意向であるというニュースを聞いたのを最後にその後のことはあまり報道されてないようですね。

皆さんも取り組んでいることを情熱をもって対応していけば周囲の人とも気持ちを共有して行けるのではないでしょうか。何事も一生懸命ですね。