熱中症か体力の限界か  シニアのつぶやき

今年の夏は例年になく仕事に疲れているような気がします。仕事の性格上、毎年、夏は忙しくなるのですが、今年は特に毎日の身体の負担が大きいような気がします。自分の年齢が上がってきているためなのか。自分なりに分析してみると2つの要因があるような気がします。

まず一つは、体力的負担です。自分がシニア世代になって気分的には何も変わってないように思っていますがいつの間にか体力が弱くなっている、例えば握力一つとってもかなり弱ってきているようです。それに加えて今年の気候の悪さが体力の消耗に拍車をかけているような気がします。例年ならば北海道は7月頃から晴れた湿度のあまり高くない気持ち良い天候が続くはずですが今年は例年と全く違っています。台風がハイペースで発生している影響で9月に入ってもまるで本州の梅雨時期のような気候が継続しています。この梅雨時期のような湿度の高い暑さが外勤を中心に働いている私にとってはかなり悪影響を与えています。今年のような湿度の高い夏は今まで北海道に生活していて経験ありません。40歳くらいの時、事務仕事中に熱中症になって以来湿度の高い暑さに非常に弱くなっているので今年のような暑さは非常につらい状況です。

もう一つは、管理職から外れる年齢になって大きな責任なしに働いている状況が影響しているのではないでしょうか。毎日一生懸命働いてはいるのですが心のどこかに今日の仕事を何とかこなそうという気持ちだけがあり、管理職時代のような気分的な高揚感は全くなくなっているためだと感じます。まあ、これは仕方のないことかもしれませんが、60歳を過ぎて管理職を外れるとやはり今までとは違う安堵した気分になってしまっています。このような気分に加え本俸が七割に減額されていることが追い打ちをかけているような気もします。でも、悪いことばかりではなく、昔管理職になる前の時代には全く支払われなかった時間外手当が、今の時代はすべて払われるようになっています。管理職をはずれた今は忙しくて残業になった場合は時間外手当がすべて支払われています。少し救われます。

国は年金受給開始年齢の引き上げに伴い、高齢者が少なくとも年金受給開始年齢まではその意欲と能力に応じて働き続けられるよう、高年齢者の安定した雇用を確保するための処置として高年齢者雇用安定法を制定しています。この法律では65歳未満の定年を定めている事業主に対して65歳までの雇用確保のため、①定年の引き上げ、②継続雇用制度の導入、③定年の定めの廃止のいずれかの処置をとることを義務付けています。

私の職場は定年の引き上げが採用され、現在一般職員として2年目を迎え働いていますが今年は3人も職員がやめて代わりに新人が入ってきたこともあり、今までと同様かそれ以上の内容の仕事を強いられています。最初の予想ではもう少し余裕のある働き方ができて夕方5時にはゆっくり退社できるものと思っていましたが現実は厳しい状況です。こんなに働くなら本俸も七割に減らさなくてもいいのではないかと思いますが、そんなに都合の良いようにはいきませんよね。

時間外手当がでるだけでもよしとしなければ。・・・・これって考え方古い?