渋野日向子女子プロ 攻めのゴルフで好成績!!

渋野選手が突然話題の人となっています。岡山県出身の若干二十歳の女子プロゴルフ選手です。

8歳から競技を始め、2018年のプロテストに2度目の挑戦で合格、翌年2019年には国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」で早くもツアー初優勝。20歳178日での優勝は2015年チョン・インジ(韓国)の20歳273日を更新する当時の大会史上最年少で優勝し、同年「資生堂アネッサレディス」で2勝目。同年の海外メジャー「AIG全英女子オープン」に初出場で優勝し、日本勢としては1977年「全米女子プロ選手権」の樋口久子以来となる42年ぶり2人目のメジャー制覇。20歳で初出場の海外メジャー大会で優勝して日本に凱旋し、9月には「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」初日で国内大会での連続オーバーパーなしのラウンドを「29」と伸ばし、ツアー最長記録を達成しています。

渋野選手のいいところは常に攻めのゴルフを忘れないことのようです。特にパットでは、日本の選手はショートにすることが多いようですが渋野選手の場合はショートはほとんど見られません。日本プロゴルフ協会が発表した1ラウンドあたりの平均パット数で第2位、さらにパーオンホールでのパット数は第1位の成績(1.7577)です。チャンスになればなるほど攻めの姿勢が強くなる性格のようですね。もちろん、グリーン上ばかりでなくティーショットでも随所に攻めの姿勢がみられました。全英女子オープンの時も最終日に通常ならば刻んで行くところで勝負をかけてワンオン狙いにいってるところもありましたね。強めに打って入ればバーディー、外れれば返しも入らず3パットになってしまうくらい強めに攻めているようですね。実際にそうなってしまった試合もありましたが、全英女子オープンの最終ホールはバーディーパットをかなり強く打っていい結果につながったようです。

もうひとつ渋野選手の魅力はあのスマイルですね。長いラウンドの中でもオンとオフの切り替えが上手く、ホールからホールへの移動中にもギャラリーへの笑顔の気配りは素晴らしい態度だと思います。イギリスのメディアもスマイルシンデレラと称して彼女を絶賛していたようです。

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パーオンしたホールの平均パット数。
【パーオンホールの総パット数÷総パーオンホール数】
※最初に球がパッティンググリーンに乗った後のストロークは全てパット数に数えるものとする。(パッティンググリーン上で救済した球がパッティンググリーン外でインプレーになった後のストロークも含む。)。規定ラウンド数を満たしている選手のみ対象とする。

UNISYS Unisys Scoring System
順位 氏名 平均パット数 試合数 ラウンド数
1 渋野 日向子 1.7577 24 78.0R
2 申 ジエ 1.7594 20 61.0R
3 勝 みなみ 1.7665 23 59.0R
4 佐伯 三貴 1.7765 20 59.0R
5 イ ミニョン 1.7766 24 77.0R
6 鈴木 愛 1.7791 19 62.0R
7 上田 桃子 1.7792 21 68.0R
8 黄 アルム 1.7856 25 79.0R
9 全 美貞 1.7878 24 76.0R
10 河本 結 1.7926 26 81.0R

 

オンとオフの切り替えを上手に行い、常に積極的な行動に徹することができれば、毎日の生活がより良いものになっていくのではないでしょうか。