ファイターズ 栗山監督続投!!

栗山監督の来年度続投が二日決まった。都内にある日本ハム東京支社で行われたオーナー報告の席で、畑佳秀オーナー(61)から1年間の契約延長の要請を受け、受諾した。来季で9年目となり、連続在任年数は球団最長となる。今季終盤には成績不振に終わり、一時は首位のチームに0.5ゲーム差まで追い上げたのに、9月になってあれよあれよと言う間に連敗を繰り返した結果、クライマックスシリーズに参戦できる3位以内のAクラスも確保できず5位となってしまった。栗山監督としては今季終盤には成績不振の責任を取って辞任の意向を球団に伝え、球団に最終判断を委ねていたが、最後は畑オーナーから背中を押されたようです。畑オーナーの言葉としては「栗山監督といろいろ話をさせていただいて、次に向けての課題も明確になりました。来シーズンは巻き返しを図りたいところで、北海道日本ハムファイターズを本当に愛して指導していただいている、そして、よく分かって頂いている栗山監督に、チームを引っ張っていってもらいたい。監督で、お願いしたいと考えております。」と言う記事が載っていました。

Bクラスの5位からの巻き返しするには課題は山積しています。先発投手陣の整備、長打力不足の解消、正三塁手の育成、若手のレベルアップに助っ人外国人の構成など。2年連続、夏場に失速したのも事実。全てを熟知し、フロント陣と一体となって取り組む指揮官だからこそ、来季も託された。気持ちは“新監督”として臨む決意だ。「自分の中では、12年に監督になった時以上に、思いを持って前に進む」。畑オーナーや同席した川村球団社長からは「ケジメをつける、責任を取るのであれば、来年勝つことも責任だろう」と言う言葉に対し「それしかない。優勝します」と応えて、心の中で再びユニホームに袖を通し覚悟は決まったらしい。

それにしても、普通なら今季の終盤のような戦い方で連敗を繰り返していれば、監督辞任が普通だと思いますが、なぜ、慰留されるのだろうか、オーナーの考え方もあるようですが、やはり栗山監督の人柄による結果なように思います。本人と直接会ったこともなく話した事もありませんが、試合中の監督の表情、態度、若手選手の起用方法等をテレビを通して見ているだけでも、ただ成績だけを重視する一般的な監督とは違う人間性が感じられるような気がします。

人間性の内容は人それぞれあると思いますが、自分のことだけでなく真面目に他人のことを思いやって日々行動していれば、自然とよい評価が得られてくるのでしょう。

来シーズンこそファイターズの活躍を期待します。