忘年会ホテル事情

今年も忘年会シーズンになってしまいました。皆さんは何回くらい忘年会に参加されますか。個人的なもの、職場のもの、あるいは営業のための仕事の一環として連日参加せざるを得ない方もおられるのではないでしょうか。

私は職場の忘年会くらいしかなく、あとは町内会の会館でやる町内会役員の忘年会くらいしかありません。ここ数年は、職場の忘年会の場合、ホテルに宿泊し翌日は有給休暇を取ってゆっくり二日酔いを覚ましながら帰って来ています。昔は、職場の事務所に何人かで雑魚寝したり、無理に汽車で帰ってこようとして寝入ってしまい乗り越してしまい、夜中の田舎駅で途方に暮れて仕方なく徒歩で7kmも真冬の夜中に歩いて帰った経験もありました。でもまだ30代の元気な頃だったので翌日も何の影響もなく仕事をする事が出来ました。でもここ10年くらいは、会の終了後慌てて帰るのも大変で、翌日の仕事も大変なので安いホテルに宿泊するようになりました。こうする事により、当日の忘年会もゆっくり参加でき、それなりのベットでゆっくり酔っ払った身体を労って寝る事ができるようになりました。酔っ払って寝るだけなので、安めのホテルを予約して約4000円台で泊まる事が出来ていました。しかし、最近では千歳空港のある千歳市ではホテルが全体的に高価になって来ています。札幌なら安めのホテルもまだまだあるようですが、千歳市では一泊朝食付きだと4000円台がなく、5000円台(消費税が入ると6000円近くなってしまいます。)しかありません。数年前まで4000円台でよく宿泊していたホテルは例年と同じ時期なのに7,000円にまでなっています。忘年会の参加費と合わせるとかなりの出費となってしまいます。それでも、泊まらない訳にも行かないので一泊5900円で普通のビジネスホテルに宿泊しましたが、チェックインとチェックアウトの時は中国の人達でごった返していました。昔はこんなに中国の人たちは千歳市には宿泊せず札幌に行っていたようですが、最近は事情が変わったのでしょうか。宿泊費の値上がりには利用客の増加がかなり影響しているのでしょうから仕方ない事なのかもしれません。酔っ払って寝るだけで6000円近い出費は我々サラリーマンにはちょっと大変ですよね。

 

忘年会について次のような記事があったので紹介しておきます。

忘年会の由来についてはハッキリと特定はされていませんが、遡ること鎌倉時代。貴族などの上流階級の人たちが集い、一晩中和歌を詠んだと言われる「としわすれ」という行事が忘年会の起源だと言われています。現在の忘年会のような飲み会ではなく、もっと静かで厳かな年中行事だったようです。そんな現在の忘年会のスタイルに近づいたのが江戸時代庶民の間で、1年の苦労を忘れるため酒を酌み交わす習慣が生まれました。

そして忘年会が定着したのが明治時代です。年末に里帰りしなかった学生や、お給料をもらったばかりで懐が暖かい官僚が、年末に忘年会を始めたとのこと。これが文明開化の流れとともに
世間に広まり、当たり前の年中行事になったというわけです。

文献では、明治後期に書かれた、夏目漱石の「吾輩は猫である」に忘年会という言葉が初めて
出てきたそうです。特に注釈も付いていないことから、この頃にはすでに忘年会という言葉が当たり前に使われていたという。