戦争を知らない年代

今日職場にいつも公用車の給油に行っているガソリンスタンドの新装オープンのチラシが届きました。そこには12月8日新装オープンという文字が大きく記載されていました。私は12月8日をみて、第二次世界大戦の開戦、真珠湾攻撃の日をすぐ思い、何気なく「真珠湾攻撃の日だな」とつぶやきました。でも職場にいた同僚たちは誰ひとりとしてそのことに反応するものはいませんでした。

私自身は終戦後10年も経過してから生まれた年代なので戦争そのものは直接体験してはいませんが、父が戦争に行った年代で生前当時の話を聞くこともあり、また、テレビで当時の映像も小さいころから終戦記念日等に放映されているのを何度もみてきました。小さいころから父親が見ている戦時中の映像を何気なく見ていたことにより、自然に戦争とは如何に悲惨で、あってはならないものだと感じてきたのかもしれません。

現在も世界のいたるところで戦争はおこっており、世界平和を叫びながらも核武装をやめない国たちはいざというときには簡単に戦争を始めてしまいそうに感じるのは私だけでしょうか。最近、盛んにミサイルを飛ばしている国ももし本当に戦争になれば瞬く間に大国に潰されてしまいそうなのになぜそんなことをするのか理解できません。まるで、第二次世界大戦前の日本を見ているような気がします。

今、日本は戦後70年で憲法改正の方向に進もうとしているように感じますが、これから社会の中心的存在になる今の若い世代はどのように感じているのでしょうか。不安です。