冬の野鳥

今年も冬がやってきて餌がなくなったのか庭に野鳥が色々やってきます。シジュウカラヤマガラ、コガラ、ヒヨドリ、もちろんスズメもやってきます。時々、珍しい鳥もやってきたりしますがほとんど一般的な野鳥です。餌には家庭で出た野菜くず等とホームセンターで売っている野鳥の餌やヒマワリの種をやっていますが、一番人気はヒマワリの種、二番目は粟等の穀類、最後は野菜くずです。カボチャの種を乾燥してヒマワリの種の代わりにしたこともありましたが大き過ぎるのかあまり人気はありませんでした。シジュウカラ等の小さい野鳥は餌台からヒマワリの種一個をくわえて安全な枝に移り殻を割って食べてから再び餌台に来るのを繰り返しています。スズメは餌台に乗ったまま穀類を食べています。これに少し大きめで餌台に居座るヒヨドリが加わると小さな野鳥たちは困惑しヒヨドリがいなくなるまで周りを飛び回って待っています。餌台を二つ用意したこともありましたが、ヒヨドリが両方から小さい野鳥を追い払うので結果同じでした。一種類ずつみるとどれもかわいいのにうまくいかないものです。

他にエゾリスもやってきたことがあります。私はクルミ(オニクルミ)を食べるのが好きで毎年秋に沢山拾ってきていました。ある年、いつものように拾ってきたクルミを水につけ周囲の身の部分を腐食させ硬い殻の状態にして外で乾燥させるため広げておいたのですが、ある日の朝すべて無くなっていました。その時は「クルミなんか持っていく人がいるのかな」という程度に思っていましたが、次の春に落ち葉のかたずけをしていたら色々なところからクルミが出で来るではありませんか。これはリスが隠したのではないかと思い、その年の秋は居間から見える場所にクルミを置いておいたら、やっぱり毎日のようにリスが庭にやってきました。その年はかわいい姿を十分楽しませてもらいました。でも、庭に来るには道路を渡るため交通事故の危険がありました。私も通勤時交通事故にあったリスや野生動物を見ることがあり、こんなになってはかわいそうと考え今はクルミを置くのをやめています。

野生動物に餌をやるのはよくない事だといわれますが、冬の餌のない季節だけ野鳥にあげるくらいは許して頂きたいものです。