年功序列

先日、二年ほど前に他の部署に異動になった部下が仕事に来たので久しぶりに飯でも一緒に食べるかということになり就業時間終了後もう一人を加えて食事に行ってきました。昔、よく一緒に行った店でもちろんアルコールはなしです。好きなものを注文し食べながら色々な話をしましたが、約二時間近くその部下が一人で話し続け、我々はあまり話せず、ドリンクバー(ソフトドリンクの飲み放題)の飲み物を取りに行くタイミングもないほど続きました。この人がこんなにしゃべり続けるのはあまり見たことがないような気がしました。このようなときの内容は通常上司への不満が多いのは当たり前のことですが今回はあまりに内容がひど過ぎました。管理職が仕事上如何に顧客に迷惑をかけているか、極力自分が仕事をしなくてもいいように立ち回っているか等、ひど過ぎる内容で、そのために顧客から不満を沢山持ち込まれる自分としては仕事上行き詰まりを感じているということでした。客観的にみて内容的にはあの管理職のやりそうな内容なのでこの部下が嫌気さして辞めようするのが心配です。また、このような管理職の上司が組織上はいるのに全く現実を把握しておらず、改善する方向のへも進んでいかない。通常は管理職の中に常識的な人間が何人かいてその人たちによって組織としていい方向へ進んでいけるものでありますが今の管理職には常識的な管理職が一人もいないような気がします。やはり人事の失敗か組織の人材不足ですね。

私も若い年代のころは色々行動しましたが、管理職が全く動かず職場環境は何も改善されませんでした。こちらから色々提案してもすべて無視だったように思います。私はもうシニア年代なので管理職に指導できるたちばではないのですが、指導できても今の管理職は内容が理解できない、できてもやる気ない狡賢い人たちです。私が管理職時代に今の管理職の年代は管理職になっても部下に信頼されるような行動ができないしその能力もあまりに足りないと感じていたので、事あるごとに上司に対し従来のような年功序列でない管理職人事をしていかないとこれからの若い年代はついてこないということを伝えてきました。でも、我々の年代がシニアとなり役職定年になると次の年代をそのまま管理職にするという従来どおりの年功序列人事が行われました。その結果、今退職者が出始めています。

そう言っている私も年功序列で管理職になっていたかもしれませんが、どうしていつまでたっても古典的な年功序列人事から脱却できないのでしょうか。