ここ数日株式市場の株価下落を伝えるニュースが続いています。オリンピックが始まって少し減ったような気もしますが相変わらずのようです。アメリカでは金融緩和により企業利益が増収し株高にもつながっていたが、金融緩和が縮小され金利が急上昇し先行き不安になってきているようです。アメリカ経済では景気が良くなってきても金利が上がらない状況「適温経済」という状態が続き、企業は低金利で資金調達できる状況で株価も上昇傾向であったが、今月2日に出た雇用統計で市場予想を上回る賃金上昇となったため、景気過熱を抑えるために利上げのペースが上がるのではないかという見方が出て、企業への影響が懸念されたため株価が急落したとの見方があるらしい。
日本の株式市場もすぐにアメリカ株式市場の影響を受け混乱しているようですね。私は株式のことは全く知識がなくよく分かりませんが、世間ではパソコンを使用して個人で株取引を行っている人たちが沢山いるようです。私の職場でも個人トレーダーをやっている人がいますが、投資金額を少額に設定してそれ以上つぎ込まないようにしているようです。そのようなやり方だと大損することはないと思いますが、主婦層等がやっている場合は一度儲かると投資額がどんどん大きくなり大変なことになってしまうこともあるようですね。何年か前に企業が株価の設定に桁を間違えて一桁安く出してしまった瞬間を逃さずに大量に買って大儲けした個人トレーダーの学生の話がニュースになっていた記憶がありますが、こんなことでは24時間パソコンから目が離せなくなってしまいますね。
パソコンが普及する前は、株を買う場合は証券会社に投資して運用してもらい、その利益を配分してもらうのが一般的だったような気がします。昔、父が退職金の一部を元金保証で証券会社に投資してその配当金を毎月給料のように入れてもらうような形にしていたのを覚えていますが、その当時はほとんど収入にはなっていなかったようです。そんなにうまくいくわけがないとは思いますが証券会社は資金調達のために元金保証でも一般サラリーマンの退職金も集めていたのでしょう。
株は四季報等の本を参考にして自分が支持できる企業を選択し、応援育てていく心構えで投資するものと聞いたことがあります。現代の人たちはこんな古風な考え方など耳に入らないのでしょうね。