赤いサイロ

オリンピックも終盤に入り日本はメダルを沢山とったようですが、まだこれからの競技もあるようです。特に女子スピードスケートは活躍してますね。個人のメダルのほか先日はパシュート(女子団体追い抜き)で金メダルを取りました。この競技はあまり良く知りませんでしたが、個人の実力だけではなく3人の団体としての組織力が重要らしいですね。実際、決勝の相手のオランダは3人とも個人ではメダルを取っている実力者の団体でしたが、結果的には組織力を発揮した日本が勝利しました。ニュースで聞くところによれば、この競技のために選手は1年のうちほぼ300日近く寝食を共にしてきたとのこと。指導者の意向もあるのでしょうがその方法に従い組織力を高めてこれた選手たちの精神力は並大抵のものではないようですね。アストリートはその競技に対し並々ならぬ精神力を持って取り組んでいるとは思いますが、個人だけでなくチームの組織力を育て上げたこの4人は本当に素晴らしい精神力を持ってこの組織力を作り上げたのでしょう。

考えてみると我々の職場の中でも似たようなことができれば素晴らしい職場になるような気もします。どんな職場でも目指すところは全員同じはずなので、何のわだかまりもなく協力しあえれば良い結果がでてみんなが楽しくなれるのでしょうが、実際にはそうでないところがほとんどだと思います。なぜだろうか、と考えると信頼できる指導者、つまり信頼できる上司がいないことにつきると思います。管理職としての自覚を持ち部下が働きやすいように行動する上司は本当に少ないです。大抵は自分が楽になるようにしたり、立場を利用して部下にプレッシャーをかける人、ただ威張っている人など大変です。アストリートの指導者は自分を犠牲にしてでもアストリートの才能を発揮させようと努力しているのがテレビ等の映像で伝わってきます。職場の管理職もこれくらいの意気込みを持った人を登用していかなければならない、いつまでも年功序列ではダメなことははっきりしていますね。

もう一つ、カーリング女子も話題ですね。はじめて準決勝に進むことができたということです。競技そのものよりもチームの言葉やおやつが話題になってます。SNSでは彼女たちを「そうだねジャパン」と呼んでいるそうです。北海道人としては日常使っている言葉なのでなにも気になりませんでしたが、北海道以外の人は気になるのかもしれませんね。それから、ゲームの途中で食べるおやつも話題で、北見市の老舗菓子店「清月」のチーズケーキ「赤いサイロ」が脚光を浴び、注文が殺到、数千個の在庫が完売してしまったらしい。

メディアの宣伝効果はすごいですね。