先日町長と町議会議員の選挙がありました。私の町は10年前の平成の大合併で国の方針に従い町民投票の結果隣町と合併しました。合併時の選挙では私の町の町長と隣町の立候補者との間の選挙となり、結果は私の町の町長が合併後の町長になりました。今回も結果的には私の町の立候補者が町長に当選しました。合併後10年でどう変わったかというと我町の町長が新しい町長になったにもかかわらず、役所機能や年に一回のお祭りも隣町の方へ移転されてしまいました。どちらも田舎町で似たり寄ったりかもしれませんが我が町としては年々住みづらくなっていくような気がします。JR駅を見ても我が町は2本の本線の共通する主要駅でありますが、隣町の駅は廃線対象になるような駅です。誰が見てもこちらを中心した方が将来性があるように感じられると思いますが、なぜか隣町が中心になっていってしまいます。なぜ、このようなことになるのかというと地元企業の納税額が隣町の方が多いことと多分町議の数が多いため町議会内部の決定が常に多数派の隣町になってしまうように思います。
町議会議員は15名ですが立候補者が定員と同数で無投票になることもあったようです。その時は、選挙にならなければだめだという主張で自営業の人が立候補した結果、その人が当選してしまいました。小さい町なので当選に必要な票数は少なく、過去にはたった一票差で当落が決まったこともありました。今回の選挙では当選と落選の差は僅か20票程度でした。町長選挙でも当落の差は400票程度でこれは有権者数の10%程度です。小さい町なのでちょっとしたことで当落が左右され、落選した人は職を失ってしまうので大変ですね。詳しくはわかりませんが、仕事を辞めなくても立候補できるようにはならないものでしょうか。
町議の人たちは町の発展のために色々考えているとは思いますが、道の駅等の建物ばかり立てても最初のうちだけは人が来てもいずれ来なくなります。ですから、一時的に人が集まるけれども長続きがしないようなよくある政策ではなく、もっと永続的に人口が増える定住政策等を中心とした町づくりが必要だと思います。就職先や住居の確保を中心とした定住化政策を進め、若い世代の夫婦や生活に苦慮している母子家庭等が入ってきたくなるような町にしていかなければ人口増加にはつながらないように思います。
職場では以前に述べたように町議にあたる管理職が年功序列で決まってしまいます。ですからたまたまよく考える管理職が何年もかけて作り上げてきたものを次の管理職が全部壊してしまいます。職場の人事も現場をよく分かっていないトップが行うのではなく、職員による選挙を実施しその結果を参考にして人事を行えばいいのかなと思います。そうすれば職場が若い年代が望むような方向に少しづづ変わっていけるように思います。
若い年代の発想はいつもブラス思考なので必ず良い方向へ動いていくでしょう。