退学の危機!!

新型コロナウイルスの感染拡大に関する学生団体の調査で、大学生の6割がアルバイト収入が減少したりなくなったりしていることが判明したようです。この中には親の収入もなくなったり減少するしたという回答をした学生も4割に達したようです。

この調査をしたのは学生団体「高等教育無償化プロジェクトFRE E」で、4月には授業料の修める期限もあり、一律の授業料半額免除等を求める緊急提言を発表しました。

この団体については次のような紹介の記事が載っていました。

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 新型コロナウイルスの感染拡大は、全国の大学生も苦しめている。長崎市出身の東京大4年、岩崎詩都香(しずか)さん(21)が代表を務める学生団体が4月にアンケートを行ったところ、6割超の学生がアルバイト収入が「減った」「ゼロになった」と回答。約1割は、退学なども検討している窮状が明らかに。22日、国会内で記者会見した岩崎さんは「国は至急対応してほしい」と声を上げた。  岩崎さんは6人きょうだいの末っ子。8歳の時に父親が亡くなり、母親がパートを昼夜掛け持ちして大学受験を応援してくれた。2017年に入学・上京し、学費の免除を受けながら、奨学金とアルバイトで生活費を賄っている。  2年生時、経済条件から大学を諦めた友人と話していて「進学の選択肢の不公平をなくしたい」との思いを強め、学生約20人で「高等教育無償化プロジェクト FREE」を設立。情報発信に取り組んできた。

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この調査によると十三人に一人が、大学を辞めるという検討を始めているということで、学生が非常に厳しい状況にあることが明らかになりました。

私はいつも感じていましたが、今の大学生は学費だけでなく、生活費も奨学金やアルバイトに頼っている人が非常に多いと感じます。本来ならば親が子供のために教育ローン等を組んで教育費を用意しなければならないのに、子供本人が奨学金という借金を背負って卒業し、社会人になってから返済を続けなければならないと言う厳しい状況に追い込まれています。今の親の年代の収入が少なすぎるのか、考え方がよくないのかよくわかりませんが、学生自身も昔の学生に比べたら優雅な生活が当たり前に育っているので生活費は沢山必要なのかも知れませんね。

そうは言っても、親の収入が減少している学生や、仕送りなしに奨学金とアルバイトで授業料や生活費を払っている学生も沢山いるのが現実なので、政府も早くこの部分に検討を加え対策を早急に行って貰いたいものです。

最初は収入の減少した企業に30万円の手当金と行っていた政府が、突然国民全員に一律10万円給付に変わってきたのですから、もう少し検討して頂いて学生団体が提案しているような授業料免除というような思い切った政策を進めて頂きたいものです。企業を支えるのも大事なことではありますが、将来の社会を支える学生を補助するのも大切なことですね。