コロナは空気感染しない?

コロナは空気感染しないという記事が出ていました。

京都大学の宮沢教授によると、「コロナの感染は発症前後数日がウイルス伝達しやすいが、発症後7日以降は体内に抗体ができ、ウイルスを伝達しない。空気中にウイルスは飛ぶが感染しないレベル」と話し、発症前後はウイルスが伝達するが7日以降は空気中にウイルス飛ぶが感染しないレベルらしく、これならインフルエンザと同様に考えても良いのではないだろうか。 また、現在のガイドラインに「人と人との間隔を2m(最小1m)開ける」とほとんどの業種に記載されていることに対しても、「夜の町や飲み会、カラオケで騒ぐと唾液が飛んで感染するため、その行為をやめさせるのが一番有効」と説明。 さらに、「満員電車でも、1人ひとりが黙っていたり、マスクをしていればまったく問題ない。」といい、接触よりも感染の機会を減らすべきだと提言しています。 これに対し吉村大阪府知事は、「感染機会を減らすという考え方はその通り。空気感染しないのであればソーシャルディスタンスのガイドラインが正しいかどうか早急に見直したい。社会経済も考えた一歩進んだガイドラインを考える」と明言。 また、「大阪独自でやってみて感染が広がらないのであれば、全国に広げていくのか国とも連携しながら進める」と今後の方向性を示し、日本全体を牽引していきたい意向を示しています。

 

また、6月11日、緊急事態宣言が解除されてから初めての「新型コロナウイルス対策本部専門家会議」を実施し、その中で吉村知事からの「ピークアウトに外出や営業自粛の効果はあったのか?」との質問には、大阪大学の中野教授は「データを見る限りは、相関が少ない。欧米などは、何か政策の効果が見えた場合にK値の傾きに変化が出ている。大阪の推移を見る限り、それとは関係なく収束したというと考える方が自然」と回答し、さらに「日本では第1波を非常に効率よく収束させ、3月初旬に収束させていたが、間髪を入れずに欧米から感染者が流入し第2波の感染拡大が始まった。その拡大がピークになり、そこから減少になった時期(ピークアウト)は3月28日頃。原因は3連休の気のゆるみではない」と自身の分析結果を説明しています。

 

さらに中野教授は、「取られた政策が間違っていたとは思わない。後から考えると過剰だったりするが、そのことをことさら責めたり、完全に間違っているとあげつらったりするのは間違っている。大切なのは冷静な目でデータ蓄積を見返すこと」と語っており、専門家会議らしい前向きな研究者的な良い意見が出ていて、大阪府でコロナ対策の方向性が先進的に進められているのはこの素晴らしい専門家会議があるからではないかと思います。

やはり、どんな指導者も優秀なブレインを持っていることが一番の心強さですね。

さて、安倍首相は素晴らしいブレインを沢山抱えているのでしょうか。それとも持っているのに使う能力に欠けているのでしょうか。