禁煙アプリ 初承認へ

禁煙治療の為のスマートフォン用のアプリを医療機器として製造販売することを厚生労働省が許可したというニュースが出ていました。近く承認される予定で国内初の医療機器としてのアプリが承認されることとなります。

それにしても禁煙の為のアプリとはどういうものなのか、興味深いですね。

紙巻きタバコを吸っている人が対象で、勿論禁煙治療薬と併用します。アプリダウンロード後、医師が発行した「処方コード」を患者が自分でログインして使用します。その機能としては、専用機器で呼気に含まれる一酸化炭素の濃度を測定すると結果が自動的に記録されたり、喫煙衝動に駆られた時に「タバコ吸いたい」と入力すると「ガムをかみなさい」というような学会指針に基づいた助言が自動的表示されます。

治療試験の結果では喫煙治療にこのアプリを使ったグループは使わなかったグループより半年後禁煙できた割合が13ボイント高い結果が出ています。

このアプリはアドベンチャー企業のキュア・アップと慶應義塾大学医学部が開発したもので、ソフトウェアという目にみえないものが治療に関与するということを国が認めたことが大きな進歩のようです。

 

禁煙といえば、私も24年くらい前に禁煙しました。私は就職してから喫煙を始めて、禁煙直前には1日2箱吸っていました。朝起きてから最初の仕事現場に着くまでに既に10本以上吸っており、その結果、就寝までに40本、2箱近く吸ってしまっていました。結婚し子供ができ、新築の家を建ててからも換気扇の下や、外で喫煙を続けていましたが、毎朝具合が悪くて、遂にタバコを吸わずにいられない自分がどうしようもなく嫌になり、禁煙を決意しました。

その当時は禁煙外来はあったもののまだ一般的ではなかったので、医者の力を借りることは考えませんでした。何とか自力で禁煙しようと考えた結果、一発禁煙しようと決めました。飴を食べたりガムを噛んだりしては失敗することが多いと言う話があるので、明日から世の中にはタバコがなくなったと考えることにしました。

タバコを吸わなくなって一週間くらいは非常に辛く、時々夢の中にいるようなポーとした気分になってしまい車の運転が危ないかなと思うこともありましたが、一週間が過ぎるとニコチンが体の中から完全に抜けたのか変な気分はなくなりました。一週間を過ぎると、せっかく辛い時期を過ごしたのにまたタバコを吸ってしまってはもったいないと感じるようになり、そのまま禁煙することができました。あれから20年以上経つけれども酔っ払って記憶がなくなってもタバコを吸っていることはありません。完全に禁煙に成功しました。

まだ喫煙している皆様、今の世の中禁煙していた方が生活し安く楽ですよ。