シニア割引きとシニア割増

我々のようなシニア世代になると、なにかとシニア世代であるが故の割引き制度があります。公共交通機関、映画館などほぼ60歳から、ものによっては55歳から、或いは夫婦二人のうちどちらかが50歳以上の条件が付いています。他にどのようなものがあるか調べてみると交通機関、娯楽、旅行、ショッピング、グルメ等で随分沢山のシニア割引が提供されています。

60歳以上の割引サービスを探しているときには、自治体へ相談することが一番です。自治体では積極的にこうしたサービスを活用してもらうことを目指していますので、60歳以上の人はサービス内容だけではなく、サービスの活用方法や登録方法なども教えてくれるのが一般的です。

60歳以上の割引サービスはとてもお得な情報が満載ですが、 基本的な注意点は熟知しておくべきです。主に次のようなことに注意が必要なようです。

  1. 自治体のサービスを確認する
  2. ネットの情報に頼りすぎない
  3. シニアデーなどを逃さない
  4. 有料会員割引は会費に注意する
  5. ポイントを貯める

この中でもまずは自治体のサービスを確認することが重要です。60歳以上の割引サービスを利用するには、民間の企業が行っているサービスもたくさんありますが、やはり自治体のサービスが確実で安全です。
お得な情報というメリットだけではなく、 自治体のサービスの場合には強い安心感を得れますので長く継続して利用できます。助成金やバス使い放題などの身近な生活の中で活用できるサービスが充実していますので、60歳以上の人は強いメリットを感じると思います。

娯楽の部門では、例えば代表的なディズニーランドでは、一日パスポートが7400円のところが6700円、映画鑑賞ではイオンシネマが、55歳以上1100円、夫婦二人でどちらかが50歳以上の場合で二人で2200円となっており、なんと50歳以上もシニア割の対象になっています。

他に忘れてはならないシニア割引があります。自分にとっても、世間にとっても共に有意義なものです。それは運転免許証自主返納の特典です。これは、各都道府県が行っている制度です。高齢者ドライバーによる交通事故が増えた現状を受け、なんとかそれを減らそうと実施されています。

運転免許を自主返納したことを証明する「運転経歴証明書」を発行してもらう必要があります。「運転免許自主返納の特典」を受けられる店舗や企業については、各都道府県が情報を公開しており、インターネットでお住みの地域のサービスが確認できるので確認してみてください。

 

このような話とは逆でシニア世代になったため値上がりするものもあります。先日更新した自家用車の任意保険が値上がりしていました。妻の名義で加入しており、1年間無事故で加入等級は昨年と変わらないのに、年間で5000円近く高くなっていました。

シニア世代の増額の理由は、60歳に達して事故の危険度が増加したという理由でした。

世間一般ではシニア世代割割引きで安くなる場合が多いのに、それとは逆のシニア世代割増は頭の片隅にもなかったのでたいへん驚きました。