豪雨被害 でも首都直下地震も気になる兆候

停滞する梅雨前線の影響で、連日、甚大な浸水被害が発生しています。でも、気がかりなのは集中豪雨だけではない。6月25日には千葉県東方沖を震源とする最大震度5弱の地震、また今朝9日午前6時5分ごろ、茨城、栃木、群馬、埼玉県で震度4、神奈川、千葉両県で震度3の地震があった。気象庁によると、震源地は茨城県南部。震源の深さは約50キロ、マグニチュード(M)は4.7と推定される。  神奈川県内で震度3となったのは、横浜市神奈川区と同市緑区。同市のほか、川崎市や相模原市、平塚市、三浦市など広い範囲で震度2を観測したが、大地震の危険性はどうなっているのか気になります。

今回のような豪雨は、かつて経験したことのないとんでもない量の雨が短時間に降ったため起こった川の氾濫ですが、この豪雨が北海道にも発生する可能性があると考えると怖いものがあります。近くに氾濫しそうもない小さい川がありますが、今回の九州のようなことが起こらないという理由はありません。 地震も大きなものに遭遇するとは夢にも思ったことはありませんでしたが、約2年前、厚真町を震源とする大地震に見舞われ、私の住んでいる安平町も震度6強という地震に見舞われました。やはり、自然災害は予測もしない時に起こるようですね。

 

日本列島は北米プレート、太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの四つのプレート上にある。このプレート同士の反発やひずみが、巨大地震を引き起こしてきたそうですが、いつどこで起きるのかわかりません。  一体どこで多く揺れているのかを気象庁の「震度データベース」と「地震・火山月報」をもとに、都道府県別に2011年1月から今年6月25日までの約9年半で震度1~7の地震が起きた「地震合計回数」を集計したものが載っていました。  もちろん面積が広い自治体の方が地震に遭遇するケースは増えるので、単純比較できませんが、様々な傾向や特徴が見えてくる。

 

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地震が多い都道府県(AERA 2020年7月13日号より)

  東日本で圧倒的に地震が多く、東日本大震災(11年)の影響も大きいが、この期間に限っていえば、最も揺れが多かった福島県(7337回)と最も少なかった富山県(158回)とでは、約46倍の差があった。震度4以上の地震も東日本に多いことがわかり、日本は“地震大国”と言われても、地域によってこれだけの差があることがわかります。

 

立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授(災害リスクマネジメント)によれば、いま各地で起きている揺れは、東日本大震災で太平洋プレートに押され北米プレートが跳ね上がり4枚のプレートのバランスが崩れ、それが元に戻ろうとして起きているという。

 「相模トラフは北米プレートの下にフィリピン海プレートが潜り込む形で摩擦により固着していますが、固着域が剥がれ北米プレートが跳ね上がることで、過去から繰り返し大地震を引き起こしてきました。1923年の関東大震災を引き起こしたのも、相模トラフを震源とする海溝型地震。東京湾の揺れから続く一連の地震から、相模トラフを震源とする首都直下地震は近々起こる状況証拠が揃いつつあると考えています」ということが述べられています。

いつでも、どこでも自然災害は起こる可能性はあるようですね。準備を充分捨て置く必要があるようですね。