
足の水虫って、なんだか男性に多いような気がするのよ。でもね、一度かかっちゃうと、毎日こまめにお薬塗ったりして、自分でちゃんとケアしないといけないから、なかなかスッキリ治りきらないことが多いのよねぇ〜。
水虫ってのは、白癬菌(はくせんきん)っていうカビの一種が原因なの。これがまたしつこいのよ〜。水虫っていうのは正式には「足白癬(あしはくせん)」って言ってね、主に3つのタイプがあるのよ。
◯趾間型(しかんがた)
これはね、足の指の間にできるタイプで、いちばん多いの。特にね、薬指と小指の間にできやすいのよ。白くふやけたり、皮がめくれちゃったり、赤くただれたりして、かゆみがすごいの。もうたまんないってくらい。
◯小水疱型(しょうすいほうがた)
足の裏とか、足のフチ、指の付け根あたりにちっちゃな水ぶくれができるの。で、それが破れて乾いてくると、皮がポロポロむけちゃうのよね。梅雨の時期に出やすいけど、秋にはよくなることもあるわよ。これもかゆいのよ〜。
◯角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
これはね、かかとが中心で、足の裏の皮膚が分厚くなってガサガサになっちゃうの。ひび割れたりすると痛いのよ。でもかゆみはあんまりないの。冬でもずーっと続くことがあるのよねぇ。
それでね、実は牛にも似たようなカビの病気があるのよ。皮膚真菌症(ひふしんきんしょう)って言ってね、原因はトリコフィトン・ベルコーサムっていう菌。人間の水虫の菌の親戚みたいなもんよ。
この菌に感染するとね、牛の皮膚にかさぶたみたいなのができて、毛が抜けちゃうの。かゆいもんだから、牛が壁に体をこすりつけたりして、そこからまた他の牛にうつっちゃうのよね。若い牛ほどかかりやすいみたい。

でね、人にもこれ、うつるのよ!とくにね、牛のお世話してる酪農家さんとか獣医さんならともかく、普段牛に触れない人が、子牛なんかとふれあうと、けっこう簡単に感染しちゃうの。腕とか首すじとか、皮膚が出てるところにね。
私、酪農の現場で、腕や首に赤くなってる人、見たことあるわよ〜。
でね、人間の皮膚科の先生でも、牛の病気って知らない人もいるから、水虫じゃなくて湿疹とか細菌感染と間違えて、お薬も合わないの出しちゃうことあるの。抗生物質とかステロイド系の薬使っちゃうと、逆にカビが元気になっちゃって悪化しちゃうこともあるのよ。だからね、もし感染したかな?って思ったら、「牛からうつったかも?」って、ちゃんと先生に伝えた方がいいわよ!

観光牧場とかでね、子牛とふれあったり搾乳体験したあとなんかは、しっかり手洗いと消毒ね!おばさんとの約束よ!























