同窓会 台風の影響受ける

先日、大学の卒業後38年ぶりの同窓会に参加してきました。大学のある都市に集合し温泉に一泊で行われ、幹事は地元で働く同級生3人で毎回大変だろうと思いますが頑張ってくれています。久しぶりに学生時代に親しんだモール温泉に浸かって日頃の疲れを癒してきました。20年目の同窓会に参加して以来2回目の参加でしたが、今回卒業以来初めて顔を合わせる人もかなりいました。夫婦で参加したした人も2,3人いましたがほとんどが一人で来ていました。やはり独身時代の気分で参加したいですよね。

38年も経っていると風貌のかなり変わっている人も多く、頭髪はもちろん顔つきも全く変わっていて一目見た感じでは全くわからない人もいました。当日、JRで到着し会場までのバスセンターの待合室で30分ほど待っていると顔のわかる同窓生が一人来たので待ち時間の間歓談してから出発時刻5分前になったので会場行きのバス乗降口へ移動しました。すると、待合室で近くにいた同年代くらいの二人も移動してきました。もしかしてと思ってそちらを見ると、そちらの二人もこちらを見ています。なんとその二人も同窓生でした。私の大学時代のクラスは40人のクラスで全員憶えているつもりでしたが、二人のうち一人は名乗ってくれてもなかなか思い出せませんでした。話をしているうちに思い出してきましたが、自分の記憶力の無さ、あるいは記憶力の衰え?にがっかりしました。

宴会の席では歓談しながらそれぞれの卒業後の状況や近況を一人づつ報告し合いました。我々はシニア世代で一番若い人でちょうど還暦、年上では65歳までいますが、公務員関係は退職して二次就職、民間では管理職を降格し今までと同様の仕事を続けていました。自営業だった人は還暦を転機にして仕事を後輩や子供に譲って今は軽く仕事を手伝う程度で自分の趣味(乗馬等)を楽しんでいる余裕の人生を送り始めている人もいて人それぞれ人生を歩んでいるようです。中でも最も異色だったのが、卒業後、大学院に進んだが指導教官と合わず一年で退学、医科大学に入学し直して医者になった人がいました。彼はそれほど医療に志があったわけでもないようでしたが、たまたま研修に入った僻地医療で先生が老齢で退職してしまったためそのあとを継ぐ形となって9年間、夜も休みなく一日24時間、9年間僻地の一人勤務をこなしたそうです。その後、せっかく医者になったので珍しい船医も数年経験してみたそうです。今は一人勤務ではないけれどまた僻地勤務をこなしているようです。人それぞれの人生ですが、家族をもっていてもこのような人生を送れるのはうらやましいような気もしますね。

今回、38年ぶりの同窓会で楽しい一日を過ごすことはできましたが、運悪く台風25号が北海道を通過する日程とぴったり合ってしまいひどい影響を受けてしまいました。帰りの日、JRが早朝だけで他は終日運休すると前日の昼に決定していたため、ホテルの朝食も食べずタクシーで駅へ出発しようとしていたら、なんと全列車運休になっていました。実際の天候は雨は降っていましたがそれほど強くなく、風もそれほどでなかったのに前日夕方決定した運休は解除されないままでした。もう少し臨機応変に対応して貰いたいような気もしますが、途中で立ち往生等が発生すると最近はSNS等でJRへの批判が殺到するので仕方ないような気もします。SNSも便利になった反面、悪影響も多いような気がするのは私だけでしょうか。