セブンイレブンの営業時間

最近コンビニエンスストアの大手セブンイレブンのオーナーが人手不足を理由に深夜営業の中止や短縮を求めているという記事を見かけました。確かに今の時代コンビニエンスストアは我々の生活に密着しているものと感じられます。朝早くやお昼、深夜もいつでも気軽に利用が可能です。昔、私が就職した当時はまだコンビニはなく、特に私のいた田舎の方では仕事で帰りが少し遅くなると既にすべてのお店が閉まっており自炊をしていない私としては食べるものがなく困ったものでした。それに比べ、今はどんなに遅くなっても24時間営業のスーパーやコンビニエンスストアが沢山あり、おにぎりやお弁当を買って帰ることができます。便利になったものですね。

昔、私が大学受験の時経験したことですが、会場のある都市に向かう日、突然の大雪で鉄道が不通となったため、別のルートで向かいましたが、出発から約10時間くらい乗りっぱなしでやっとある田舎駅にトイレタイムで途中下車した時、駅前には公衆電話が一つと雑貨屋さんが一軒だけしかありませんでした。電話ボックスはすぐに長蛇の列となり、雑貨屋さんは満員状態で、賞味期限切れのカップラーメンやソーセージが飛ぶように売れ、この店始まって以来の大繁盛だった記憶があります。この田舎町に30年後くらいに出張でたまたま車で通ったことがあり、雑貨屋一軒しかなかった駅前は綺麗に区画整理され、何とコンビニエンスストアが2軒も建っていました。あの当時、コンビニエンスストアがあれば賞味期限切れのものではなく美味しいものを沢山買うことができたでしょう。

営業時間についてセブンイレブンは今日次のようなことを決定したという記事が出ていました。

 

セブン、正月とお盆の休業認めず 夜間最大8時間

セブン―イレブン・ジャパンは1日、フランチャイズ加盟店向けに深夜休業に関するガイドラインを配布した。「利用客や配送業者に混乱を招くため特定の時期の休業は認めない」として正月やお盆を例に挙げた。休業時間は午後11時から翌日午前7時までの最大8時間で、深夜休業を決めれば原則として365日続けるよう明記。

ガイドラインは約50ページに及び、24時間営業をやめる場合、加盟店が本部に支払うロイヤルティーの減額幅は縮小する。曜日別に時間を変えられないなど制約を課した。
 オーナーの一人は「もっと柔軟にしてほしい。24時間営業を死守したい意向が垣間見える」と話した。

 

会社側はフランチャイズ加盟店の要望をある程度受け止とめた形は取っていますが、24時間営業をやめる場合はロイヤルティーの減額幅を縮小したり、曜日別に時間を変えられないなど制約しており、あくまでコンビニエンスストアの便利さを失わないという会社側の方針は変えないようですね。

サービス業という面から考えるとこのような方針をすすめるのは当然なのかもしれませんね。それを実践している現場の人達の努力により我々は便利さを享受しているのでしょう。