父の日 その由来は?

今日は夏至で昼と夜の長さがちょうど同じ日です。まだ、真夏になっていないのにもうこれからどんどん日が短くなっていきますね。

夏至とは関係ありませんが、6月の第3日曜日の今日は父の日ですね。私の父が健在だった頃には、特に贈り物をしたりした思い出はありませんが、今は自分の子供から贈り物をされる事が時々あります。

私の家庭は結婚当初からあまり家庭内のイベント事を予定を決めて開催するようなことはしていませんでした。なぜなら、私が職業上突然外勤しなければならないことが起こったりするので、予定を決めてのイベント開催は突然準備が全て無駄になってしまったりするので、遠慮するようにしていました。時々、予定が空いた時に、突然決めて美味しいものを食べに行くなり、遊園地へ行くなりすることが多かったです。

その中でも一番印象に残っているのが、宿泊場所が見つからず大変だった家族旅行です。ゴールデンウイークは毎年出勤することが多く、ほとんど休んでいないのが例年の流れでした。ところが、何故か2日前になって突然5月3日から三日間休みをもらえる事となり、子供3人連れて家族5人で宿泊場所も決めずに出発しました。襟裳岬から広尾町のラッコのいる水族館を見学し、その日と翌日帯広に宿泊し遊園地に行くために帯広へ向かいました。ところが、ゴールデンウィークの真っ最中なので宿泊場所がどこも満室で空いていません。その当時は、スマホもなく、電話帳を頼りに片っ端から電話するしか方法はありませんでした。どうしようと不安いっぱいでしたが、何十軒もかけたところで「子供三人も連れて大変でしょうから、取り敢えずおいで。」と行ってくれる宿があって何とか部屋を用意してもらうことができました。今考えると、ゴールデンウィークに宿の予約も取らず出かけるのはとんでも無いことですが、当時はせっかく貰った休みなので家族で出かけようという気持ちが優先していたのですね。

話がそれてしまいましたが、そもそも父の日はいつから行なわれたのでしょう。

「父の日」は5月第2日曜日の「母の日」と並び、日本では広く定着した記念日となっています。日本で祝われている「母の日」「父の日」はいずれもアメリカ由来で、その起源はキリスト教会と関係が深く、今年は、アメリカで最初の「父の日」が祝われてからちょうど110年となります。

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「父の日」が米国で最初に祝われたのは1910年6月19日、米西海岸最北の州であるワシントン州東部の都市スポーケン。6月の第3日曜日であったこの日、スポーケン市内の複数のプロテスタント教会で、父親をテーマにした説教が行われ、父親たちにバラを贈るなどして感謝の思いが届けられた。

それから6年後の1916年には、ウッドロー・ウィルソン大統領(当時)がスポーケンを訪れて「父の日」の演説をしたことで、全米規模で知られるようになる。しかし、1914年に米国の公式な記念日に制定された「母の日」と比べると、定着には時間がかかり、「父の日」が米国の公式な記念日に制定されたのは、スポーケンで最初に祝われてから60年以上たった1972年のことだった。

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このような流れで母の日がアメリカ由来で日本にも伝わってきたようですが、1980年、日本メンズファッション協会の伊藤恭一理事長(当時)がアメリカで開催された「父の日」関係の国際会議に出席したことをきっかけに、翌81年、同協会が母体となって「日本ファーザーズ・デイ委員会」を設立。日本では「母の日」がすでに普及していたことから、「父の日」もすぐに受け入れられてたということです。

色々調べると「何とかの日」というのは随分沢山あるようですね。

 

禁煙アプリ 初承認へ

禁煙治療の為のスマートフォン用のアプリを医療機器として製造販売することを厚生労働省が許可したというニュースが出ていました。近く承認される予定で国内初の医療機器としてのアプリが承認されることとなります。

それにしても禁煙の為のアプリとはどういうものなのか、興味深いですね。

紙巻きタバコを吸っている人が対象で、勿論禁煙治療薬と併用します。アプリダウンロード後、医師が発行した「処方コード」を患者が自分でログインして使用します。その機能としては、専用機器で呼気に含まれる一酸化炭素の濃度を測定すると結果が自動的に記録されたり、喫煙衝動に駆られた時に「タバコ吸いたい」と入力すると「ガムをかみなさい」というような学会指針に基づいた助言が自動的表示されます。

治療試験の結果では喫煙治療にこのアプリを使ったグループは使わなかったグループより半年後禁煙できた割合が13ボイント高い結果が出ています。

このアプリはアドベンチャー企業のキュア・アップと慶應義塾大学医学部が開発したもので、ソフトウェアという目にみえないものが治療に関与するということを国が認めたことが大きな進歩のようです。

 

禁煙といえば、私も24年くらい前に禁煙しました。私は就職してから喫煙を始めて、禁煙直前には1日2箱吸っていました。朝起きてから最初の仕事現場に着くまでに既に10本以上吸っており、その結果、就寝までに40本、2箱近く吸ってしまっていました。結婚し子供ができ、新築の家を建ててからも換気扇の下や、外で喫煙を続けていましたが、毎朝具合が悪くて、遂にタバコを吸わずにいられない自分がどうしようもなく嫌になり、禁煙を決意しました。

その当時は禁煙外来はあったもののまだ一般的ではなかったので、医者の力を借りることは考えませんでした。何とか自力で禁煙しようと考えた結果、一発禁煙しようと決めました。飴を食べたりガムを噛んだりしては失敗することが多いと言う話があるので、明日から世の中にはタバコがなくなったと考えることにしました。

タバコを吸わなくなって一週間くらいは非常に辛く、時々夢の中にいるようなポーとした気分になってしまい車の運転が危ないかなと思うこともありましたが、一週間が過ぎるとニコチンが体の中から完全に抜けたのか変な気分はなくなりました。一週間を過ぎると、せっかく辛い時期を過ごしたのにまたタバコを吸ってしまってはもったいないと感じるようになり、そのまま禁煙することができました。あれから20年以上経つけれども酔っ払って記憶がなくなってもタバコを吸っていることはありません。完全に禁煙に成功しました。

まだ喫煙している皆様、今の世の中禁煙していた方が生活し安く楽ですよ。

 

 

全国県境またぐ移動 制限解除

安倍首相は首相官邸で会見し、コロナウイルスの感染拡大を防ぐために求めてきた移動自粛の全面解除を表明しました。

これによって社会経済の活動水準を引き上げる意向のようです。また、5月25日に全国で解除した時、最後まで解除できなかった東京や北海道などの5都道府県の不要不急の往来自粛についても解除し、活動水準を引き上げにより他の都道府県から観光客を迎えることを進める予定です。他に、イベントの開催制限緩和、コンサートなども1千人規模での開催可能になっていくようです。

一番収入がなくなって困っていたであろうライブハウや接客を伴う飲食店も制限か解消されます。但し、業界団体がつくるガイドラインを守ることが条件となります。

でも、屋内イベントは参加人数の制限か解消されても、収容人数の50%までという目安は残るので、採算が取れないという現実はあるようです。

活動水準が上がって、生活し安くはなるけど、例えば私の活動している北海道では札幌以外はあまり気にかけなくても良いようですが、札幌から移動してくる可能性が高い地域はちょっと心配ですね。観光地や空港のある千歳市などですね。

私の職場は千歳市なのですが、街の人出はもう既にほぼ回復しているようです。イオンモールは平日でもコロナ騒動前と同じくらいになっているし、昼食時の人出はかなりあります。東京で問題になっているような夜の街関連の感染者がいるのかいないのかは良くわかりません。千歳の飲み屋街はどんな状況なのか、一度様子を見に行ってきたいような気もします。

千歳市は他に空港もあるので、今回の規制緩和が終わってからも、次にくるのが外国人の方々です。政府が外国人の観光客の受け入れを開始した時、特に千歳空港は中国をはじめ世界各国から観光客が大量にやってきます。その人たちの多くは直接バスやJRで札幌に行くことになるとは思いますが、一部の人たちは千歳市内に宿泊し飲み屋街へと出て行くことになると思います。そうなると世界各地からのコロナ感染者(無症状)が札幌や千歳市に拡散していくことになるのではないでしょうか。

こんな事を考えていると、まだしばらくの間は飲み屋街には出かけられませんね。今年1年間くらいは宅飲みが良いのかもしれませんね。

 

 

 

 

年金改革法成立 103万円の壁、130万円の壁 要注意!!

我々シニア世代になると退職後の年金の話は非常に良い興味深いものです。現在の状況でも、職場で管理職を終わって、定年にはなっていないけれども、ほとんどの手当がなくなり本俸も社会の常識に合わせて70%となりました。それに加えて今回のコロナ騒動の影響で全ての出張が取りやめになったため、月に1、2回あった休日の買い上げも全てなくなってしまいました。

結局、手取り金額が管理職時代と比較すると大幅に下落し、半分近くになってしまっています。この金額では今後の生活を見直していかなければならいかと思っています。

私の場合は自宅を建てたのも遅かったため、住宅ローンの返済が定年後も5年間残る予定です。つまり、年金生活ではローンを払いながら生活していくのはどう考えても無理なようです。

一時代前は定年後充分な年金が支払われていたようですが、昨年手続きの時に予測された金額は非常に少ない金額で、実際に支給される時代にはもっと減額されているかもしれません。

当然65歳の定年退職以降も最低5年間は何かアルバイトを探して働く予定になります。私の場合は特に趣味もなく悠々自適の生活を送りたいとも思っていませんので、働ければ働いて美味しいものでも食べて生活楽しみたいですね。

アルバイトするにあたっては、年金が減額されない程度に働かなければなりませんが、そのことについて「年金改革法が成立した」というニュースが出ていました。

 

「5月29日、パートなど短時間労働者への厚生年金の加入拡大を柱とした年金制度改革関連法が参院本会議で、与党や立憲民主党などの賛成多数により可決、成立しました。 法案が成立したことにより、パート労働者らが将来受け取る年金額の底上げを図るとともに、制度の支え手を増やす狙いがあります。 そのため、厚生年金の適用となる企業規模を段階的に引き下げることになりました。 「103万円の壁」や「130万円の壁」など呼ばれる収入を調整して働いているパートにとって、かなり重要なポイントになります。 さらに、 在職老齢年金の見直し ・ 受給開始年齢の拡大 も成立しました。」

 

アルバイトやパートが厚生労働保険の被保険者の対象になる基準となる会社の規模や労働時間が緩和されるのがポイントで、厚生年金保険の適用を受けると、毎月保険料を徴収されることになりますが、以下のようなメリットがあります。 障害がある状態になり、日常生活を送ることが困難になった場合なども、より多くの年金がもらえる ・ 医療保険(健康保険)の給付も充実 ・ 国民年金保険料、国民健康保険料より保険料が安くなることがある ようです。

デメリットとしては毎月給料から保険料は天引きされるので手取り金額は下がってしまう事もあります。

在職老齢年金の見直し部分は我々シニア世代には重要な変更です。老齢厚生年金の受給権者が60歳以降も働き、給料などの報酬を受けている場合に年金額を調整する仕組みで、現在、年金が減らされる収入の基準額(基本月額 + 総報酬月額相当額)は、 ・ 60歳から64歳の人 … 28万円 、 65歳以上70歳未満の人 … 47万円 ですが、令和4年4月からは、60歳から64歳の人について、基準額を今の月額28万円から47万円に引き上げます。 60歳以降も働く方にとっては、ある程度収入を気にせず働けるので嬉しい変更になるでしょう。 65歳以上70歳未満の人は、現行と変わらず47万円のままです。

いずれにしても、健康を維持して楽しく働き続けたいものですね。

 

 

 

プロ野球 いよいよ開幕!

コロナ騒ぎの為様々なプロスポーツが今シーズンの開幕が出来ずに6月になってしまいました。

大相撲は無観客で開催したりしていましたが、やはりプロスポーツですから観客が入らないことには、収入になりません。試合が開催できないと選手の給料を支払う為の財源が確保できません。このままだとそれぞれのチームの存続に関わってくるところでしたが、自粛解除とともにようやくシーズンが2ヶ月遅れで開幕できるようです。

サッカのチーム コンサドーレ札幌では所属選手たちが年俸の一部をチームに返還するという選手からの申し出があったようです。選手も何とかチームを存続させて開幕まで持っていきたいという切羽詰まった気持ちだったのでしょう。選手はトレーニングを重ねながらこんな事も考えていくのだからたいへんてすよね。

さて、プロ野球は多くの人たちが待ちに待ったスポーツですね。試合数は例年より20試合くらい少なくなるようです。もちろん選手は万全を期して待っていただろうし、昨日まて練習試合も終了したようです。

コロナ対策の中、12球団がオンライン会議により6月19日(金)にセ・パ両リーグで公式戦開幕することを決定いたしました。

コミッショナーコメントが載っていました。

 

斉藤惇コミッショナーのコメント

当初予定した3月20日から数度の日程変更を余儀なくされ、選手や関係者、そしてファンの皆様にもご迷惑、ご心配をおかけしました。プロ野球開催は外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民の皆様方を勇気付け、またプロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではないかと思っております。
開幕を決断できたことは大変喜ばしいことですが、むしろこれから入念な準備を怠りなく進め、選手や関係者、そのご家族を守りながら慎重に運営していくことが何より重要なことだと考えております。われわれは詳細なガイドラインを作成いたしました。全球団にごも確認をいただきましたガイドラインに沿って、安全に試合を実施して参ります。

 

当面の間は無観客で行い、120試合の開催予定になりました。

政府指針に沿えば、7月10日(金)から5000人を上限に観客を入れての試合が可能となり、8月1日(土)以降はさらに緩和される予定です。

今季は、特別ルールで運用。試合は延長10回まで。登録人数は29人から31人、ベンチ入り人数は25人から26人に拡大、外国人枠は4人から5人に拡大し、ベンチ入りは従来通り4人までです。

クライマックスシリーズは、セリーグは実施しない。パリーグは、1・2位による対戦を11月14日(土)から4日間で開催し、アドバンテージ1勝を含む4試合制となる。

日本シリーズは、11月21日(土)に開幕し、交流戦、フレッシュオールスター、オールスターは中止が決定されています。

 

開幕日の日程は次の通りです。楽しみですね。

6/19(金)
巨人-阪神 東京ドーム 18:00
ヤクルト-中日 神宮 18:00
DeNA-広島 横浜 18:00
西武-日本ハム メットライフ 18:00
オリックス-楽天 京セラD大阪 18:00
ソフトバンク-ロッテ PayPayドーム 18:00

 

 

お酒を飲まないのはカッコイイ?

最近、若者はアルコールが飲めない、非常に弱い所謂下戸と言われる人ではなく、本当はアルコールに強いにもかかわらずお酒を飲まない人が増えているようです。これが若者全体の30%ちかくいるそうです。今日のラジオで聴きましたが、アメリカでも同じような傾向があるそうです。

では、なぜアルコールを飲まないのか、その理由には次のような理由があるそうです。

1, 飲んで酔っ払ってしまうと、自分の趣味などのやりたい事が出来なくなる。

2, 飲み過ぎによって二日酔いになってしまったら次の日が全く無駄になりもったいない。

3, 連日飲むと、食べる量が自然と多めになり、太ってしまう。

4, 宴会的な所への出席は嫌いではないが、とりあえずビールということが気に入らない。好きな物を飲んでもいいのではないか。

以上の事が主な理由らしいけど、内容的には最もですね。

私が下っ端だった頃は、職場の飲み会に出ないなんてことはあり得ないことでした。出席してアルコールを飲まずジュース類を飲むのも許されませんでした。

今の時代では、ハラスメント的ことが徹底されてきているので、「必ず出席するように」なんて絶対言えません。そんなこと言ったら、たちまちパワハラで訴えられます。こうゆう時代だからこそ、宴会に出てもアルコールを飲まない事もあり得ることですね。

若干違いますが、わたしの職場の中で、お酒は好きで宴会では飲んで楽しむのに、通常は家庭では全く飲まないという人もいます。理由は子供の事でいつ運転が必要になるか分からないので家庭では全く飲まないと自分で決めているようです。

 

私は今シニア世代で、お酒は大好きです。でも、お酒に対する考え方としては、この頃、若者たちが挙げている4つの理由と同じ事を感じています。仕事の理由で毎日飲める訳ではありませんが、飲んでも良い日はほとんど飲んでしまいます。飲むと言っても、シニア世代なので若い頃のようにはいかず、ビール350mlと日本酒ほんの少ししか飲みません。それ以上飲むと二日酔い気味になります。

私は、飲み始めたころからアルコールの中でも日本酒が大好きで、他のアルコールと比べると日本酒で酔った気分が何とも気持ちいいです。他の種類のお酒でも酔いますが、日本酒とは全く違うと思います。遠藤周作が本の中で、お酒に関して私と同じ様なことを書いていたのを読んだ時には、私と同じような事を感じている人がいる事でとても嬉しくなり、私の日本酒へのこだわりも自信を持ってもいいのかなと感じました。

私はシニア世代になって、若い時のようにお酒は沢山飲めなくなりましたが、お酒はほろ酔い程度で楽しむのが最良の楽しみ方だと今頃になって感じている今日この頃です。

コロナは空気感染しない?

コロナは空気感染しないという記事が出ていました。

京都大学の宮沢教授によると、「コロナの感染は発症前後数日がウイルス伝達しやすいが、発症後7日以降は体内に抗体ができ、ウイルスを伝達しない。空気中にウイルスは飛ぶが感染しないレベル」と話し、発症前後はウイルスが伝達するが7日以降は空気中にウイルス飛ぶが感染しないレベルらしく、これならインフルエンザと同様に考えても良いのではないだろうか。 また、現在のガイドラインに「人と人との間隔を2m(最小1m)開ける」とほとんどの業種に記載されていることに対しても、「夜の町や飲み会、カラオケで騒ぐと唾液が飛んで感染するため、その行為をやめさせるのが一番有効」と説明。 さらに、「満員電車でも、1人ひとりが黙っていたり、マスクをしていればまったく問題ない。」といい、接触よりも感染の機会を減らすべきだと提言しています。 これに対し吉村大阪府知事は、「感染機会を減らすという考え方はその通り。空気感染しないのであればソーシャルディスタンスのガイドラインが正しいかどうか早急に見直したい。社会経済も考えた一歩進んだガイドラインを考える」と明言。 また、「大阪独自でやってみて感染が広がらないのであれば、全国に広げていくのか国とも連携しながら進める」と今後の方向性を示し、日本全体を牽引していきたい意向を示しています。

 

また、6月11日、緊急事態宣言が解除されてから初めての「新型コロナウイルス対策本部専門家会議」を実施し、その中で吉村知事からの「ピークアウトに外出や営業自粛の効果はあったのか?」との質問には、大阪大学の中野教授は「データを見る限りは、相関が少ない。欧米などは、何か政策の効果が見えた場合にK値の傾きに変化が出ている。大阪の推移を見る限り、それとは関係なく収束したというと考える方が自然」と回答し、さらに「日本では第1波を非常に効率よく収束させ、3月初旬に収束させていたが、間髪を入れずに欧米から感染者が流入し第2波の感染拡大が始まった。その拡大がピークになり、そこから減少になった時期(ピークアウト)は3月28日頃。原因は3連休の気のゆるみではない」と自身の分析結果を説明しています。

 

さらに中野教授は、「取られた政策が間違っていたとは思わない。後から考えると過剰だったりするが、そのことをことさら責めたり、完全に間違っているとあげつらったりするのは間違っている。大切なのは冷静な目でデータ蓄積を見返すこと」と語っており、専門家会議らしい前向きな研究者的な良い意見が出ていて、大阪府でコロナ対策の方向性が先進的に進められているのはこの素晴らしい専門家会議があるからではないかと思います。

やはり、どんな指導者も優秀なブレインを持っていることが一番の心強さですね。

さて、安倍首相は素晴らしいブレインを沢山抱えているのでしょうか。それとも持っているのに使う能力に欠けているのでしょうか。