拉致問題 どうなるのか。

横田滋さんがなくなりました。

「1977年、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(拉致当時13歳)の父、横田滋(よこた・しげる)さんが5日午後2時57分、老衰のため亡くなった。87歳だった。97年に結成された家族会に加わり、被害者の救出活動で先頭に立ってきた。被害者家族の象徴的な存在で、長年にわたって世論や政府に拉致問題の解決を訴え続けてきたが、願いはかなわなかった。」と言う記事が出ていましたが、

安倍首相は拉致被害者の家族会に対し、「(妻の)早紀江さんと共に、その手でめぐみさんを抱きしめる日が来るように全力を尽くしてきたが、実現できなかったことは断腸の思い、本当に申し訳ない思いでいっぱいだ」と目に涙を浮かべながら述べたと言う報道が出ていました。本当にそう感じているのでしょうか。安倍首相の場合、首相に就任した当時から、表面的な言葉遊びのような答弁しかしない人に感じました。

今回も目に涙を浮かべて述べたと言われていますが、本心からとは到底思えません。最近の国会答弁を聞いていても如何にも責任逃れ的な表現の答弁しか聞こえてきません。本当のことは言う気はなく国会のその場を乗り切ることだけを最優先にしているようです。

小泉首相の時に2002年に拉致被害者5人とその家族8人が帰国しましたが、その後は成果が出ていません。第2次安倍内閣が発足後、安倍首相は横田夫妻など拉致被害者の家族らに「この内閣で必ず解決する決意で拉致問題に取り組む」と伝えたらしいが、7年半が経過しても、何も進展していないように思います。安倍首相は拉致問題に対し約束したことなど忘れてしまったように、取り組みの姿勢は全く感じられません。それとも、情報にはならないが水面下で進めていたことでもあるのでしょうか。多分ないでしょうね。口先だけで何もしない首相は国民からも信頼されないでしょう。コロナに対する補正予算や黒川問題だって自分の思うように簡単に処理し、責任は全く取らず口先だけの処理で通り過ぎようとしています。

 拉致被害者家族の高齢化が進み、日朝交渉は時間との闘いを強いられている。政府関係者は「交渉に直接影響しなくても、我々の切迫感は増した」と語ったと言う記事が出ていましたが、こんな事だけ言ってる政府関係者にはうんざりですね。少々手荒い行動をし、拉致被害者と家族8人を帰国に導いた小泉首相の方が信用できますよね。

自民党の石破茂元幹事長は2020年第二次補正予算案に盛り込まれた補正予算10兆円の予算費や黒川弘務前東京高検検事長の問題に関し、国会審議で説明を尽くすよう政府に求め、「質問と違う答弁をしたり、閣僚席からやじを飛ばしたりすれば国民は納得しない。自民党は終わってしまうという危機感を持っている」と述べたと言う記事が出ていましたが、本当その通り感じますね。安倍首相は全く説明できないでしょう。

もう早めに石破茂さんと交代して欲しいものですね。