夏マスクします?

コロナウイルス関連も国の緊急事態宣言解除により、国民ひとりひとりの中で若干の安堵感が出てきているように思います。でも、この安堵感はウイルスという目に見えない敵に対しては決して楽観視できないものでは無いでしょうか。

「我々はコロナウイルスに勝ったわけではなく、新しい予防対策を発見したわけでも無い。単に健康より経済を優先しているだけだ。」と言って、在宅ワークを続けている会社があるという記事を見た事がありますが、本当にその通りでは無いでしょうか。

この新型コロナについては、若年層で無症状でいる人たちが多いことから、インフルエンザの毎年の致死率に比べると低い現実があることを根拠にして、感染が流行してもそんなに神経質になることはないのではないかという風潮が流れた時期がありましたが、日本全体的にこのような考え方がまだどこかで燻っているような気がします。

今日のテレビでiPS細胞の山中教授が出演し、そのなかで「致死率がインフルエンザより低いから、そんなに気にしなくてもいいという考えはあまりにも安易であり、この新型コロナウイルスは、急に病状が悪化してあっという間に亡くなってしまうことがあるということが重要である。」と警告を発していました。やはり、政治的な思惑で経済優先にもっていこうとする動きに対してこのようなタイムリーな警告を発してくれる専門家がいることは、本当に頼もしいことですね。

お店関係は、取り敢えず緊急事態宣言解除により再開しましたが、客足が伸びなかったり、感染防御の指針に従って客席を半数にしたり、ライブハウスは換気やソーシャルディスタンスの確保等から従来の入場者数の10分の1くらいで営業しているようです。経営的にはまだ全く黒字には程遠いとは思いますが、通常なら3年は掛ると言われているワクチン開発が大阪では先日臨床試験段階に入ったというニュースもあり、思ったより早めにワクチン接種が一般的になる日が来そうなので、それまで頑張って欲しいものですね。

日本が世界に比べコロナ感染者、死亡者が少ない要因の一つと言われているマスク着用の習慣に関し、健康計測機メーカーのタニタが男女1000人にアンケートをとった記事が出ていました。

今年の夏、コロナ禍のなかで熱中症に関するアンケートで「夏もマスク着用を続ける」と回答した人が75%に達し、35度以上の猛暑日でもつけると回答した人が60.7%、ジョギング等の運動の際にもつけると回答した人が42.4%で、「適宣マスクを外すことが熱中症予防のポイントの一つだと知っていますか」という問いには45.8%が「知らなかった」と答えたようです。

夏用のマスクはもう既に各メーカーから色々なものが売り出されているので、今から購入して準備しておきましょう。